ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを安定させるために作られたビタミンCのことです。
ビタミンCの様々な肌への効果が高いことは、ご存知の通りですが、水溶液にすると酸素や熱に弱く、酸化しやすいので安定させるのが非常に難しいのです。
そこでビタミンCの不安定さを改善するために作られたのがビタミンC誘導体といわれるもの
です。
ビタミンC誘導体とはピュアビタミンCに、別の物質を結合させることによってピュアビタミンCの約8倍以上といわれる安定性や吸収性を高めたもので、皮膚に吸収されるときに肌自身の酵素によってビタミンCになります。
ビタミンC誘導体の特徴は何といってもそのままでは皮膚から吸収されないビタミンCを吸収できるようになる点。
肌の奥へビタミンCが供給されることで、細胞増殖を促したり、活性酸素を除去したり、コラーゲンの生成を促したりということが期待できます。
特にビタミンCは体内で生産することができず、蓄積することもできないので、毎日肌に与えることがとても重要です。
“ビタミンCは、飲むより塗る”が効果的と言われています。
サプリメントなどで摂取したビタミンCは、血管や脳などで吸収された後に皮膚に運ばれます。
よって、最後に到達する皮膚の中でも体全体の3%しかない顔の皮膚には、機能の低下した少量のビタミンCしか摂取されていないのです。
しかし、ビタミンCをイオン導入した場合には、飲むよりも効果的に、更には肌に単純塗布するよりも、肌の奥へ届けられます。
肌の弾力を保ち、若々しく見せてくれる成分「コラーゲン」。
生成されたコラーゲンはビタミンCによってコラーゲン層へ運ばれ、新しい肌を作り始めます。
コラーゲンを肌に作るには、ビタミンCが必要不可欠なのです。
ビタミンCは体内で作り出すことが出来ないので、毎日与えることが大切です。
その吸収性のひとつの目安となるのが「水溶性」であるということです。
私たちの肌はいつくかの層に分かれ、それぞれ大切な機能を担っています。
中でも重要なのが表皮の一番下に位置する「基底層」とさらにその下にある「真皮」という部分です。
肌のはりはこの真皮層でつくられるコラーゲンがもととなりエラスチンによって肌の弾力へとつながるのです。
ビタミンCの美肌作用を最大限に期待するならば、肌の奥深くまで浸透させることが何より重要。そのために欠かせないのが「水溶性」であるということです。