肌が本来持っている天然潤い成分の主成分であるアミノ酸。この有効成分、アミノ酸への注目度は年々高まってきています。
美容成分として名高いコラーゲンもアミノ酸によって構成されています。
アミノ酸を効率よく浸透させることができるのがイオン導入です。
アミノ酸の分子の大きさは、コラーゲンの1/3000と大変小さい為、イオン導入により電子分解し成分を肌の奥へ浸透させることができるのです。
体タンパク質のうち約30%がコラーゲンですが、コラーゲンのアミノ酸組成は体の他部位の体タンパク質とはかなり異なっています。
最も多いのがグリシンで33%、次に多いのがプロリン13%、ついでアラニンが11%となっています。
表皮では細胞が活発に細胞分裂を繰りかえし、角質層に向かって新陳代謝をしているのに対し、真皮ではそれほど新陳代謝は盛んではなく、コラーゲン組織の中にある細胞のなかでグリシンやプロリン、アラニンなどのアミノ酸を原料としてコラーゲンやエラスチンを合成しています。
アルギニン | 尿素やコラーゲンを作るアミノ酸。手術・やけどの場合など、たんぱく質の消耗が激しいときに補給することが必要とされる。 |
プロリン | 水分を保持する効果が最も高いアミノ酸。多くのたんぱく質に含まれ、皮膚を正常に整える。コラーゲン中に多く含まれ、関節・腱の機能と深いつながりを持つ。 |
リシン | 必須アミノ酸の一種。NMFに多量に含まれるアミノ酸の一種で、肌に柔軟性や弾力性を与える。 |
トレオニン (=スレオニン) |
体内では、肝臓に脂肪が蓄積されにくくするなどの働きをします。トレオニンは必須アミノ酸の中で一番最後に発見された成分です。肝臓への脂肪の蓄積を予防する作用を助ける。また、コラーゲンの材料になる。 |
アラニン | 血液中に最も多いアミノ酸で、グリコーゲン生成や糖質の代謝に関与する。肌表面のアルカリ性を防ぎ、刺激への保護効果を高める。 |
セリン | NMF中に最も多いアミノ酸。BHA(古くなった角質除去成分)でもあり、ケラチノサイト細胞(角質層形成に不可欠)を活性化。 |
グリシン | 人肌コラーゲンの約1/3を占めるアミノ酸として最も多く、潤い効果と刺激緩和機能を持つアミノ酸。制菌作用、酸化防止作用。 |
グルタミン酸 | 知能を高めたり、潰瘍の治癒を早める。新陳代謝に重要なアミノ酸の一種。 皮膚保護効果、保湿効果あり。 |
ベタイン | 砂糖大根から水で抽出した保湿作用をもったアミノ酸系保湿剤。 |
PCA-NA | 皮膚中に含まれ、NMF(天然保湿因子)として重要な役割を果たしています。保湿作用があり肌に潤いと、弾力性を与える。 |