ずっとイオン導入を続けていると、肌の状態がマンネリに感じられたり、反対にもっとキレイな肌になりたいと欲がでたり、さらに何らかの変化を求めたくなるものです。
そんなときに活躍してくれる、肌をワンランクアップするための成分がプラセンタです。
プラセンタは、哺乳類の胎盤からつくられるエキスで、数多くの成分を含んだ美容成分です。その働きは多岐にわたり、よく知られた美白のほかに肌の健康を取り戻すためのあらゆる作用を備えています。アンチエイジングに効果的な成分と認識されているのも、このような作用によるものです。
タンパク質、脂質、糖質といった3大栄養素はもちろん、各種酵素、アミノ酸、ビタミン類のほかに、最近では、グロスファクターとよばれる成長因子も存在することがわかっています。
様々な成分の存在により、プラセンタは肌に対して「過剰なものを抑え、足りないものは補う」ことができ、スキンケアに利用した場合に様々な美肌効果があげられます。
プラセンタは、肌が本来持っている機能を正常に働かせ、健康に近づけていくために、幅広い力を発揮してくれるのです。
プラセンタのもつ万能の効果は、ビタミンCのそれにも似ています。この二つは単独で使用するよりも、組み合わせて使用することで、より高い相乗効果を得ることができます。
ビタミンCと同じく、プラセンタもイオン導入に適した成分です。含有する有効成分の60%以下は分子が500以下ですから、イオン導入によって真皮まで浸透します。残りの40%は肌の表面を覆い、保湿効果やバリア効果を発揮します。美容皮膚科クリニックなどで行われているイオン導入でも、多くがこの2つを同時に取り入れています。
ビタミンCとプラセンタをイオン導入することで、肌は健康を取り戻し、着実に美しく変わります。 けれども、このような変化はすぐに現れるわけではありません。ターンオーバーが活発になり新しい皮膚細胞が生み出され、それが角質層まで押し上げられて初めてみずみずしい素肌が現れます。そのため、ターンオーバーの1周期サイクル、およそ1か月はかかります。肌の状態によってはより長い時間がかかる場合がありますが、だいたい2ヵ月前後で目に見える効果が現れてくるでしょう。
ひとことで「プラセンタエキス」といっても、どれも同じ品質ではありません。品質のバロメーターとなるのが含まれるアミノ総窒素の含有量ですが、これはプラセンタの製造方法と関係があります。
プラセンタの製造方法にはいくつかの種類があります。原料となる胎盤抽出する際に、せっかくの酵素や成長因子を含んだ顆粒体などの効成分をいかに無駄なく取り出すことができているかが、プラセンタの品質の決め手になります。
商品を選ぶ際に、価格やキャッチコピーだけで決めるのはナンセンスで、同じ効果が見込める訳ではないのです。