シミ・ソバカス予防や毛穴・皮脂対策に欠かせない万能の美肌成分“ビタミンC”ですが、その配合割合(濃度)は商品によって様々です。
スキンケアに最も適切な濃度はどれくらいでしょうか?
度依存型の成分は、濃度が高ければ高いほど大きな効果が期待できます。そのため、できるだけ多くの成分を肌に届けたほうがいいのです。
けれども、どんなに沢山化粧品を使っても人の肌が吸収できる化粧品の量には限界があります(スポンジが一定量以上は水を含めないのと同じ)。そこで、少ない量の中にも高い濃度(出来るだけ沢山の成分量)を含ませておけば、肌はより多く吸収することができるというわけです。
化粧品のビタミンC濃度はどこまでも高くすることができるのでしょうか?
濃度が高くなると、原料が溶けにくくなる、結晶が析出しやすくなるという製造の技術的な問題のほかに、肌への影響が懸念されます。
ビタミンCは万能の美肌成分ですが、一方で肌の乾燥を誘発しやすいという特性も持っています。これは、肌が突っ張ったりカサカサするといった乾燥の症状が、濃度に比例して強く現れるようになるのです。
また、肌がビタミンCを吸収する能力にも限界があり、ある一定以上濃度を高くしても効果は変わらず、乾燥というデメリットが顕著になるだけなのです。
ビタミンCが濃度によってその効力を変えるのは、おおよそ「濃度9%前後まで」と言われています。
ビタミンCは肌に吸収されてから、純粋なビタミンCに変化してその効果を発揮します。吸収されなければ、効果を発揮できずに酸化してしまうだけです。
ビタミンCがその効果を発揮するためには浸透することが一番重要で、成分が沢山含まれる高濃度のものであれば尚更よいと言えるでしょう。
浸透させるためには、やはりイオン導入が最適です。高濃度ビタミンC配合のイオン導入液を使用して十分にビタミンCの力を発揮させ、美肌作りに役立てましょう。