家庭用のイオン導入器である「ブロードイオン」は、毎日使用しても肌に負担がなく、効果はしっかりと出せるように電流値を設定しています。
H (通常モード) | 最大電流値1.2mA |
M(弱モード) | 最大電流値1.2mA |
L (最弱モード) | 最大電流値0.6mA |
イオン導入される成分量は電流値に比例して増加します。けれども電流値が大きくなると、導入している箇所にピリピリとした不快感が起こります。
一般的に、人体に微弱電流が流れた際に不快を感じ始める電流値は1mAと言われています。また、イオン導入の医学的研究データでは「ビタミンCは0.4mA~1.0mAの電流値で最も効率よく有効成分が浸透する」という結果が発表されています。 「ブロードイオン」は、この検証結果を踏まえ、個人差も考慮して上記のように電流値を設定しています。
「ブロードイオン」では、通常の使用時に肌がピリピリと感じることはありません。 そのため、使い始めたばかりの時には「本当に電気が流れて導入されているのか分からない」と思われる方もいます。 実際には、1秒おきに「ピッピッ」とブザー音が鳴り背面のランプが点滅していれば、電気は流れていて正常に導入が行われています。
“肌にピリピリとした刺激を感じる”イオン導入をクリニックなどで経験した方もいらっしゃいますが、このような場合の電流値はかなり強いものです。 クリニックでは医師や看護師などの専門家が施術を行い、頻度も月に1回程度と少ないため、強めの電流値でイオン導入を行っている場合もあります。
ブロードイオンの電流値のうち、H(通常モード)とM(弱モード)は最大電流値が1.2mAで同じです。この2つモードの違いは、電流を流すスパン(時間の幅)です。
ブロードイオンの電流は、「最大値を流した後、ゆるやかに下降し、休止する」という流れを繰り替えしながら、ジンワリと成分を浸透させる仕組みになっています。もし、最大値の電流を流したままであれば刺激が強すぎ、反対に弱い電流をどれだけ流し続けても成分は浸透することができません。
繰り返し行われる「最大⇔最小」のサイクルですが、この時間の長さが長く設定されているのがHモードで、少し短く設定されているのがMモードです。なおLモード(最弱モード)は最大電流値が低く、休止時間も長く設定されています。
「ブロードイオン」の特徴は、フェイスパッドを使って全顔をたった15秒という短時間でイオン導入できる手軽さです。柔軟性はあるものの平面のフェイスパッドで凹凸のある顔を覆うため、左右を押さえただけではどうしても浮いてカバーしきれない部分(額と顎部分)がでるため、15秒間左右を押さえた後には上下を押さえてさらに15秒導入する、計30秒の導入を推奨しています。
もしも、さらに時間をかけて導入を続けたらどうなるでしょうか?
まず、化粧水の成分が酸化してしまいます。また、肌に電気が溜まりやすくなるので導入効果が下がります。イオン導入は、短い時間で浸透させるからこそ効果を発揮できるので、1箇所を30秒以上導入することは効果的ではありません。
例えば、顔に一箇所目立つシミやニキビがあった場合に、イオン導入を顔全体にするのではなく、そのシミやニキビがある箇所だけに行えばいいのでしょうか?
このような条件の揃ったものは、一般的な化粧水としてはあまり販売されていませんので、「イオン導入専用」の化粧水を使うことが適切で安全です。
「ブロードイオン」でイオン導入をするとき、フェイスパッドを使用する場合はコインマスクを使い、本体プレートを使う場合はコットンを使います。これらコインマスクやコットン等は必ず必要なアイテムで、その理由はヤケドなどの肌トラブルを防ぐためです。
電気は、「流れやすいところに集中して流れる」という性質を持っています。水を伝って流れますが、その水分の頒布にムラがあると多く溜まっている箇所に電気は集中するのです。
コインマスクやコットンなどの水分を媒介するアイテムを使うと、均等に水分(化粧水)が分散されるので電気も均等に流れますが、肌に直接水分(化粧水)をつけた場合は、顔には凹凸があるので水分は均等には分散されません。窪みがある箇所には溜まり、出っ張りがある箇所には少量しか散布されません。この場合、水分が溜まったところに電気が集中し、その部分が火傷をする可能性があるのです。
「スキンロジカル コインマスク」を使用した場合、マスク全体を浸すために必要な液の量は約7mLです。
「ブロードイオン」を使用する際は、「スキンロジカル コインマスク」ではなく他メーカーのコインマスクを使って導入することも可能です。
必要とする液の量は、コインマスクの種類によって異なります。素材がコットンやレーヨンなどの場合は、液量が多めに必要なので10mL前後の使用量となります。また、マスクの形が大きければ多く必要ですし、小さければ少量で足ります。
アクセサリーをつけたまま、クリップとフェイスパッドを装着して、イオン導入することは可能です。
ただし、クリップやフェイスパッドが直接、指輪やピアス、ネックレスなどの貴金属に触れないよう、次のような点にご注意ください。