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Home > フィチン酸とは
ビタミンCの肌へのはたらき

フィチン酸は米ぬかや豆類に多く含まれており、植物由来の安全な抗酸化剤として、古くよりさまざまな食品に多く利用されてきた成分です。

フィチン酸はキレーション(毒素排出)作用により、肌内で活性酸素が発生する原因となる物質を外へ排出する働きがあります。
このデトックス作用により、お肌の老化を防ぎ、シミ・シワ等を改善する様々な働きがあります。



抗酸化作用

人間の体内には、食品や飲料水、化学肥料、たばこの煙、排気ガスなどを通して有害な重金属(鉛、アルミニウム、カドミウム、水銀、スズ、ヒ素)などが蓄積されています。

皮膚に蓄積された有害な重金属は、紫外線と同じくお肌のさまざまなトラブルの要因であると注目されています。

フィチン酸の働きの一つには、体内に蓄積された重金属や肌の老廃物と結合して、体外に排出する「デトックス」の作用があります。
皮膚に蓄積された有毒な重金属を除去する効果があります。

デトックスは、点滴を用いて全身的に行う方法もありますが、鉄分やカルシウムなどの体に必要な栄養素を不足させる弊害も指摘されています。

 

美白作用

通常皮膚代謝サイクルでは、体内の免疫力を担うリンパ球の一つである「マクロファージ」が、お肌の基底層や真皮内に残ってしまったシミの原因となるメラニンを除去します。

フィチン酸はマクロファージやナチュラルキラー細胞などの免疫担当細胞の機能を飛躍的に高める働きがあります。これによりシミ・ソバカスを防ぎ、透明感のある肌へ導きます。

またフィチン酸の効果を助けるビタミンHが不足すると、たんぱく質の合成機能などが低下するため、皮膚形成がスムーズに行われなくなる原因と考えられています。

⇒ビタミンHとは


コラーゲン生成作用

フィチン酸のデトックス作用により、肌内の不要な老廃物や有害な物質を除去することで肌の代謝が促進し、細胞の働きが正常化・活性化され、コラーゲンを増加させる働きがあります。

肌のコラーゲンは、真皮層に存在する細胞の「線維芽細胞」がコラーゲンを産生する一方で、コラゲナーゼを中心としたマトリックスメタプロテアーゼという酵素がコラゲナーゼを分解し、お肌の中ではコラーゲンが規則的に産生・分解が繰り返されています。

25歳を過ぎる頃から、このコラーゲンの産生・分解のバランスが崩れやすくなり、さらに紫外線がコラーゲンを破壊するため、肌内のコラーゲンが減少し、お肌にシワができたり、ハリがなくなるなどのトラブルが起こります。

フィチン酸は肌代謝を促進し、コラーゲンの産生・分解のバランスを整える働きがあり、減少しがちなコラーゲンを増加させキメ細やかで、ハリのあるお肌へ導きます。

 

保湿・皮脂分泌の調整

フィチン酸により皮膚の細胞の働きが正常化・活性化されることで、角質細胞の水分保持機能が高くなり、皮膚の分泌が正常化されます。

 

 



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