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vol.22

冬の肌あれ対策スキンケア
〜今すぐできる!ライフスタイルで気をつけたいポイント〜

乾燥が気になる季節。

「いつも使っている化粧品が肌に染みる」
「肌がかゆい、赤くなった」

このような肌の不調を感じている人は少なくありません。

肌あれを改善し、健康な素肌を取り戻すにはどのようにしたらいいのでしょう?

「化粧品が自分にあっていないのでは?」ついこのように考えがちですが 肌あれの原因は、化粧品以外にも沢山あります。

冬の肌あれを改善するためのケア方法を、ライフスタイルの様々な面からお伝えします。

【美しい肌=健康な肌】ってどんな肌?

人は肌が健康なだけで、若々しく美しい印象を与えます。

では健康な肌とはどんな肌でしょう?それは、肌が落ち着いてトラブルのない状態です。

一見トラブルがないように見えても、肌の内部で炎症を起こしていればやがて様々な症状で現れます。

 

保湿クリームだけじゃない乾燥肌対策

乾燥は肌の大敵です。空気の乾燥が肌の水分を奪うばかりでなく、バリア機能低下や紫外線のダメージなどで肌に様々な影響を与えます。

冬の肌あれ対策は、まずは乾燥対策からはじめましょう。

保湿成分の入った保湿クリームを使う

肌が乾燥しているからといって、とにかく保湿クリームを沢山塗ればいいというものではありません。
セラミドやヒアルロン酸などの、肌の角層の水分をキープできる保湿成分が適正な量で配合されている保湿クリームを選びましょう。
ワセリンやオイルなどの油分だけでは、冬の肌の水分保持には足りません。

室内を加湿する

暖房された室内では室温や湿度を気にかけ、肌にとって適正に保ちましょう。
どんなにクリームで保湿しても空気がカラカラな砂漠のような室内では、肌からは水分がドンドン蒸発していってしまいます。
暖房の効いた室内で「喉が渇く」「肌表面がヒリヒリする」といった症状になるのは、肌からドンドン水分が蒸発しているからです。
加湿器を利用するほか、ストーブに鍋やヤカンをかける、洗濯物を干すなどで便利に加湿する方法もあります。
湿度計も設置して、最適な湿度60〜65%を維持しましょう。

お風呂のお湯はぬるめに

寒いときは温かい湯船であたたまりたいですが、熱いお湯は肌によくありませせん。
温度が高いと皮脂を落としすぎたり、かゆみを生じる場合があります。
湯船に浸かる場合も、シャワーを浴びる場合にも温度は38℃くらいの少しぬるめのお湯がおすすめです。
洗顔をする時も同様に、熱いお湯はNGです。
湯船のお湯よりももっとぬるい30〜35℃くらいが洗顔には適しています。

触らない&擦らない!肌への刺激をなくす

無意識で行っていることが刺激になって、肌あれを引き起こしている場合も少なくありません。

肌あれを感じたら、いつもの生活をちょっと見直してみましょう。

洗顔は顔をこすらず泡の吸着力で

洗顔のときに、手で顔を擦るのは絶対にやめましょう。
洗顔後の濡れた顔をタオルでゴシゴシと拭くのも、どちらも肌への摩擦が肌の角層を傷つけてしまいます。
洗顔では泡をしっかりと立てれば、泡がその吸着力で汚れを包み込むので、擦らなくてもよいのです。
また柔らかいタオルは肌にふれるだけで水分を吸収するので拭き取る必要もありません。
洗顔はスキンケアで最も肌にダメージを与えやすいケアです。とにかく、やさしく・丁寧に・ゆっくりと行ってください。

からだのかゆみは衣服を見直してみる

カイロを貼ったり、体の熱を利用して暖を取る化繊の衣服などは、体質によっては肌の刺激となり、かゆみや赤みなどの肌あれを引き起こすことがあります。
ウエストなど、衣服が触れる頻度が高い部位が炎症を起こしているなら要注意です。
できるだけ自然素材の衣服を着る、在宅中は締め付けないタイプの服装を選ぶなど、衣服の肌への摩擦に注意してみましょう。

肌へのダメージは一年中!紫外線対策

紫外線は日焼けだけでなく、活性酸素を発生させて肌を根本から痛めてしまう大敵です。

日が短く日差しが弱いからといって、紫外線対策を怠ってはいけません。

冬の室内でも日焼け止めが必要

皮膚の奥まで浸透してシワやたるみの原因をつくる紫外線のUVAは、冬でも夏の半分の量が降り注いでいます。
また夏に太陽が真上から降り注ぐのと異なり、太陽の位置が低くなる冬は紫外線が横から顔全体に当たります。
UVAは窓ガラスも通過するので、室内にいても日焼け止めで紫外線を防止するのは必須です。

乾燥肌は紫外線の影響を受けやすい

紫外線の量が少ない冬ですが、肌は夏よりも紫外線の影響を受けやすくなっています。
夏よりも乾燥した冬の肌は、肌表面のバリア機能が乱れて防御機能が低下してしまうからです。
「肌が乾燥するから日焼け止めを塗りたくない」という人は、パウダーファンデーションなどを代わりに塗って、素肌だけという状態は避けるようにしましょう。


化粧品にばかり頼るのではなく、普段の生活をちょっと見直してみるだけで肌あれを改善できるポイントは沢山あります。

肌あれは、肌内部が何かしらの炎症をおこして「肌が悲鳴をあげているサイン」です。

肌にとって最適なアクションをとったうえで、化粧品でサポートしてあげましょう。


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