イオン導入セミナー2イオン導入をスキンケアに取り入れる方法
“イオン導入”はスキンケアの手段のひとつで、毎日の肌のお手入れをより有益なものにしてくれます。
具体的にはどのようにしてイオン導入を、スキンケアに取りいれたらよいのでしょうか？
イオン導入は素手やコットンによる塗布の代わり
イオン導入は、手のひらやコットンで化粧水や美容液を肌に塗布する工程の代わりとなる方法です。
手のひらやコットンに浸した液は肌に塗布すると肌に吸い取られますが、浸透は自然に吸収される分量だけであり範囲も肌の表面部分でしかありません。
イオン導入器を使って肌に塗布した場合は、電気のチカラが加わるので手のひらやコットンで単純塗布した分量の何十倍もの浸透力が加わります。
イオン導入はイオン導入器という美顔器を使って、化粧品の効果を飛躍的に高めるスキンケア方法なのです。
イオン導入がホームケアに最適な理由
イオン導入はスキンケアでの手段のひとつなので、自宅で行えることは大きなメリット。肌のお手入れは、毎日続けることで効果が現れるからです。
肌は常に紫外線などの過酷な環境にさらされ、メラニンが産生したりコラーゲンが破壊されたり有害な活性酸素が生み出されたりしています。このような肌トラブルの原因は、その都度ケアを行うのが健やかに保つポイントです。
例えばメラニンの産生を抑えコラーゲンの生成を促進するビタミンCは、体内で作り出すことも貯えておくこともできない成分です。そのためイオン導入によって毎日継続して摂取し、成分を欠かさず補給することが美肌のためには欠かせません。
医療機関では月一などの頻度でイオン導入ができますが、イオン導入は毎日コツコツと行うホームケアのほうが確実に効果を実感できるようになります。
※ホームケアとして行うイオン導入では、化粧水に含まれる成分の濃度やイオン導入器の電流値が毎日行っても刺激にならないレベルに設定されていることが重要です。
イオン導入前後のお手入れ
イオン導入は素肌の状態で
イオン導入は洗顔後の（メイクをしている場合はメイククレンジング後）、肌に何もついていない状態で行います。ブースター化粧水といった浸透促進成分を配合した化粧水もつけないのが正解です。 肌に何かしらの液体が付着していると、イオン導入によって肌のデメリットとなる成分が浸透してしまう可能性があるからです。
イオン導入前のイオン導出がおすすめ
“イオン導出”は、イオン導入の前に行うのが効果的です。週に2～3回くらいの頻度で、水道水やイオン導出用化粧水を利用してプラス（＋）電極でイオン導出を行うと、洗顔では落ちない肌に残存する微粒子レベルの汚れを吸着し、イオン導入の妨げとなる物質を取り除きます。
イオン導出についてもっと詳しく知りたい方はこちら
「イオン導入セミナー3. イオン導入と導出」
イオン導入とピーリングのセットで浸透アップ
イオン導入の前にピーリングを行って古い角質を取り除くと、浸透効果を高められます。皮膚科や美容クリニックで2つのケアをセットで施術している場合が多いのは、イオン導入の効果アップが期待できるからです。
ピーリングについてもっと詳しく知りたい方はこちら
「イオン導入セミナー6. イオン導入の効果アップ」
「肌セミナー11. ピーリングで美肌を手に入れる」
イオン導入後は保湿ケアをするだけ
イオン導入後に化粧水や美容液の塗布は不要で、乳液やクリームなどでしっかりと保湿ケアを行うだけで充分です。
イオン導入は通常のスキンケアの［ 化粧水の塗布→美容液の塗布 ］までのお手入れに相当するので、重ねて成分を浸透させる必要はありません。
保湿剤は肌の状態にあわせて選び、使用感（軽めor重め）や使用量をコントロールしましょう。 乳液やクリームなどの保湿アイテムでは、“油分”で肌を覆うのではなく、肌の角質層に保湿力のある成分を補給することが大切です。 代表的な保湿成分のヒアルロン酸や、セラミドなどが配合されたアイテムを選んでみてください。
