イオン導入セミナー17朝のイオン導入 夜のイオン導入
イオン導入は、コツコツ継続的に行うことが効果的なスキンケアです。
イオン導入器の仕様によってイオン導入の推奨頻度は異なりますが、毎日行うことができればそれに越したことはありません。
それは、私たちの体内で毎日必ず紫外線を浴びてメラニンが産生されたり、活性酸素が発生したりしているのに、それを抑制する働きのあるビタミンCを体内に蓄積しておくことができないため、毎日外から補給する必要があるからです。
では、朝のお手入れと夜のお手入れでは、どちらのタイミングで行ったほうが効果的なのでしょうか?
肌がよみがえる時間
肌は、毎晩寝ている間に再生が行われています。睡眠に入ってから3時間くらいで成長ホルモンが盛んに分泌され、それによって肌で細胞分裂が起こり再生されます。
このように「新しい肌の細胞をつくる」という肌の仕組みから考えると、毎日の肌のリセット作用、未来へ向けて肌を美しく整えるためには、就寝前に十分にそのための栄養を蓄えておいたほうがよさそうです。その場合は、イオン導入を夜のスキンケアで行うのが適していると言えます。
日中のダメージに備える
一日の活動を終えてお疲れモードの夜の肌とは反対に、朝の肌は、睡眠をとって肌再生を終え、ガソリンを満たした状態です。夜よりも元気な状態ですが、今度は日中に外部から受ける刺激が待っています。特に、紫外線による活性酸素の多量発生は、肌の細胞を酸化させてダメージを広げ、肌老化を加速させます。
このような活性酸素に対し、それを取り込んでしまう“抗酸化”という作用をもつのが、イオン導入の代表的な成分ビタミンCです。また、ビタミンCは過剰に分泌される皮脂を抑制する作用もありますので、日中、特に夏の暑い時期などには、皮脂の排出を抑えて化粧崩れや肌のテカリなどを抑えてくれます。
このビタミンCの働きのように、「日中に肌でおこる皮膚へダメ?ジを予防する」スキンケアとして行うのであれば、イオン導入は朝行うのが適していると言えます。
朝の作用、夜の作用
ビタミンCの主な作用に注目してみると、それが作用する時間帯は次のように分けることができます。
- 就寝中・・・・コラーゲンの生成、メラニンの産生抑制、炎症の鎮静化
- 日中 ・・・・皮脂分泌の抑制、活性酸素の抑制
どの成分の、どのような効果を目的にイオン導入を行うのか、それによって朝晩どちらに行うかを決めるのがよさそうです。もちろん、朝晩行うことができれば、どちらの効果も十分に得ることができます。
生活のパターンに合わせる
例えば、朝はバタバタと忙しくスキンケアの時間にゆとりがない場合は、夜にイオン導入したほうが続きやすいですし、反対に夜は疲れて早く就寝したいのでスキンケアに時間を取りたくないという方は、朝にイオン導入するようにしたほうが長続きするでしょう。
肌の状態も関係しています。夜は疲れで肌の調子がよくないといった場合も、夜のイオン導入は避けて朝にイオン導入するほうが、肌にとって負担がないでしょう。
自分の生活パターンに合わせること、そして導入する成分の効果を考慮して、朝にイオン導入をするか、夜にイオン導入をするかを選択するのがベストです。