イオン導入セミナー9イオン導入できないのはどんな時?

安全で安心、簡単に家庭でも行えるようになったイオン導入ですが、そうは言っても、高い濃度の成分が電気を使って肌の隅々まで届けられるスキンケアシステムです。
人によっては、イオン導入を避けたほうがよい場合や肌質によってどうしてもあわないこともあります。

イオン導入を行ってはいけない人とは?

妊娠中の方

体内に、電気が集まりやすいものが存在していたり、電気の影響を受けると危険な状態の方はイオン導入を避けなければなりません。

[妊娠中の方]・・・
イオン導入で流れた電気が胎児に影響を与える可能性も否定できないため、妊娠中の方はイオン導入を行えません。本来、イオン導入の電流は皮膚の浅い部分しか通りませんので、理論上は胎児に影響を与えないと考えることができますが、その可否は実証されたことがないため避けることが賢明です。授乳中はイオン導入を行っても問題ありません。

[心臓ペースメーカーを使用している方]・・・
イオン導入の電気が、ペースメーカーの機能波に影響を与える可能性があるため、避けたほうがよいとされています。

[一部の美容外科施術をされている方]・・・
皮膚をリフトアップするための「金の糸」などは、イオン導入で流れた電気がそれに集中してしまい、ヤケドのような状態を引き起こす可能性があります。そのため、このような異物が肌内に存在している場合にイオン導入を行うことは、大変危険です。

肌が不調なときはイオン導入を避けて

薬や化粧品を使用する場合と同様に、体調や肌の調子が不調な場合にイオン導入を行うと、肌が過敏に反応したり、肌の状態がさらに悪化してしまうこともあります。

肌の調子が不調な場合

[肌に外傷がある場合]・・・イオン導入を行う箇所に傷があったり、例えば重度のニキビが化膿して出血しているなどの場合は、イオン導入はそれに刺激を与えてしまう可能性があります。また、ビタミンCが傷にしみたりと、まさに「傷口に塩をすり込む」ようなものです。一方で、傷口がふさがり、出血がとまってからイオン導入を行うと、炎症を抑えたり、コラーゲンの生成を促進するなど、トラブルを早く改善させるために役立ちます。

[日焼けで炎症を起こしている場合]・・・海水浴や山登り・ウィンタースポーツなどのアウトドアスポーツやレジャーで、短期間に急激な日焼けをして、真っ赤になったり皮が剥けるような肌状態では、刺激を受けやすくなっています。そのためイオン導入の電気がピリピリ感じられたり、化粧水に含まれるビタミンCなどの成分がしみてヒリヒリしたりすることがあります。このような場合はイオン導入を避け、赤みや火照りが収まり肌が穏やかな状態になってから、日焼け後のアフターケアとしてイオン導入を行います。

化粧水の成分が肌に合わないことも

イオン導入は、化粧水中の成分を肌の隅々まで届けるスキンケアシステムです。そのため、通常のスキンケアのように肌に単純塗布しただけの場合よりも、肌は敏感に反応します。まして、成分の濃度が濃い場合はなおさらです。

成分が肌に合わない場合や強すぎる場合は、肌が赤くなったり、痒みを感じたり、ヒリヒリしたり、極度に乾燥するなどの症状が現れることがあります。どのような成分が肌に合わないのかということや、濃度に対する反応には個人差があります。

化粧品で肌にトラブルを起こした経験のある方や、季節や生活環境・精神的なストレスなどにより肌が敏感になっている場合は、必ず腕などでパッチテストをしてから顔にイオン導入を行ってください。

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