イオン導入セミナー14イオン導入で肌トラブル?
ビタミンCやアミノ酸など、美肌成分を肌の隅々まで送り届けてその効果を実感させてくれるイオン導入ですが、トラブルはないのでしょうか?
デリケートな肌質の方にとっては、とても気になることですね。
これには、イオン導入の仕組みと使用する化粧水の成分が大きく影響しています。
ビタミンCが肌に合わない!?
イオン導入をして、「肌が赤くなった」「ヒリヒリする」という症状が続くようでしたら、イオン導入化粧水に含まれる成分(例えばビタミンCやアミノ酸などの主要成分)が、ご自分の肌質に合わないという可能性があります。
これは、肌が強いか弱いかにかかわらず、その成分自体に反応して刺激を感じてしまう肌質の方がいるということです。
さらには、イオン導入では通常の化粧品よりも濃度が高いビタミンCなどの成分を、イオン導入という方法を利用して浸透力を高めるため、単純塗布するよりもさらに刺激を感じやすくなります。
また、肌質に合わないということではなくても、花粉症の時期や、生理中・病気などで体調のすぐれないとき、日焼けや乾燥でバリア機能が乱れている時などは、肌が敏感になっている状態でもあるので、刺激を感じてこのようなトラブルの症状が出ることがあります。
イオン導入を始める前に・・・段階的に肌に慣らしてみましょう
オン導入をする成分(特にビタミンC)が自分の肌に適しているかわからない場合は、まずは化粧水を肌につけるだけで反応を試してみましょう。次に、マスクシートで5分ほどパックして肌を慣らすことから初めて、イオン導入の段階へと進んでみてください。はじめにお試しタイプの少量の化粧水を購入し、試してみるとよいでしょう。
また、刺激が現れた場合はビタミンCの濃度が高いことが原因であることが多いので、はじめのうちは精製水などで濃度を薄めてから使用することも、段階的に行う方法のひとつです。
このようにしても、どうしても刺激が出てしまう場合は、「成分が自分の肌質に合わない」という判断をして、使用を控えたほうが賢明です。イオン導入は、ビタミンCのほかにも導入可能な成分がありますので、肌質に合う成分のイオン導入液を使えばイオン導入を続けることができます。まず、トラブルが発生した場合は一旦使用を中断して、肌を正常な状態に戻し、段階を踏みながら違う方法を試してみましょう。
電流が強すぎる!?
電流による刺激で、トラブルが起きることも稀にあります。イオン導入器の電流は、製造しているメーカーによりが異なりますが、家庭用のイオン導入器の電流は比較的低刺激で安全な範囲で設定されています。
また、イオン導入の電流は肌のごく浅い部分を流れるため、ピリピリとした電気が流れている感覚を感じない状態が適切です。
けれども、これも人の肌によって千差万別であり、同じ電流値でも刺激を感じる方もいます。 イオン導入を行っていて、ピリピリとした電気治療のような刺激を感じる場合は、その方にとって電流値が強すぎる可能性がありますので、電流値の強さを調節して弱い電流で行うのがよいでしょう。
クリニックなどでは、イオン導入でピリピリと刺激感じることがありますが、この場合はプロが施術を行い頻度も月1回程度と低いですが、家庭用のイオン導入は毎日のお手入れとして高い頻度で行うことから、適切な電流値でじんわりと浸透させながら継続して行っていくことが、肌の負担も少なく理想的なケアといえるでしょう。