イオン導入セミナー22イオン導入が自宅ケアに向いている理由
イオン導入は、初めは薬を肌に浸透させるため行われていた医療行為でした。
現在でも皮膚科や美容クリニックで、スキントリートメントとして行われています。
現在では家庭用のイオン導入器もたくさんの商品が販売され、自宅でも手軽にイオン導入ができるようになりました。
皮膚科や美容クリニックで行うイオン導入と、自宅で家庭用のイオン導入器を使って行うイオン導入はどのように違うのでしょうか?
効果や頻度、コストパフォーマンスについてお伝えします。
皮膚科・美容クリニックと家庭用美顔器のイオン導入の違い
皮膚科や美容クリニックでのイオン導入と家庭用美顔器でのイオン導入との違いをまとめました。
皮膚科・美容クリニック | 家庭用美顔器 | |
---|---|---|
導入液 | ビタミンC、プラセンタ、トラネキサム酸 グリシルグリシン など | ビタミンC、プラセンタ、トラネキサム酸、アミノ酸、フィチン酸 など |
導入液の濃度 | 高い、または患者に併せて調合 | 低め、自分で調合できるパウダータイプや原液タイプもあり |
イオン導入の電流 | 高めの設定 | 低めの設定 |
イオン導入の時間 | 15~20分 | 30秒~5分程度 |
イオン導入の頻度 | 2週間に1回程度を推奨 | 毎日~週に2・3回 |
導入の強度でケア方法が変わるイオン導入
イオン導入は、1回の導入の強弱によってケア方法が変わります。
医療機関ではひと月に2回程度の頻度になるため、1回のイオン導入でより高い効果が出るようにイオン導入液の濃度と電流値は高めに設定されています。
そのため導入中にピリピリとした刺激を感じて、導入後に肌が赤くなる場合もあります。 施術は看護師などの医療従事者が行うので、安全性は高く保たれています。
患者に状態に合わせて電流値を変えたり、イオン導入液の処方成分や濃度を調整する個別対応も可能です。
家庭用のイオン導入美顔器は、できるだけ頻繁にイオン導入ができる仕組みになっています。
機器による電流値の違いはありますが電流値は低めで、イオン導入液の濃度も頻繁に使っても刺激のない範囲に設定されています
毎日のスキンケアとして使えるように、ピリピリしたり肌が赤くなったりするようなことはありません。※
※肌質や肌状態により、反応や効果には個人差があります
美容クリニックと家庭用美顔器のイオン導入【コストパフォーマンスの比較】い
イオン導入にかかる費用を、美容クリニックと家庭用美顔器でのイオン導入で比べてみました。
イオン導入にかかる費用 | |
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皮膚科(保険外診療) ・美容クリニック |
1回あたり:3,000円~6,000円 |
家庭用美顔器 (導入液などの必要部材を含む) |
イオン導入美顔器1台辺り:30,000円前後 消耗品(導入液やコインマスク)の費用 1ヵ月あたり:4,500円~7,500円 |
美容クリニックの1/10程度の費用で行うことができます
※美顔器は約3年程度で原価償却するものとして算出
美容クリニックで行う場合の往復の交通費や所要時間なども考慮すると、家庭用美顔器を使ったほうが断然にコストパフォーマンスがよいということがわかります。
イオン導入は美顔器での自宅ケアが最適
イオン導入は自宅でのケアが最適だといえるのは、一番肝心な「肌への効果」が表れやすいからです。
継続で効果がわかるイオン導入
イオン導入は継続することで効果が表れます。 イオン導入はスキンケアであり、ヒアルロン酸注入のように1回の施術で効果が表れるものではないからです。
美容クリニックでのイオン導入は家庭用美顔器でのイオン導入に比べると、1回の施術で多くの成分を肌へ届けることはできますが、その分だけ確実に高い効果が現れるわけではありません。
イオン導入で浸透させたビタミンCなどの成分は、体内に溜めておくことができない成分です。そのため一度に大量に取り入れるよりも継続的に取り入れるのに適しています。
家庭用美顔器を使ってコツコツと継続的にイオン導入を行い、こまめにビタミンCなどの成分を取り入れた方が肌への効果は確実に現れます。
イオン導入は自宅ケアが最適なのは、このように継続したケアができるからです。